協議離婚の注意点

  • 協議離婚は、夫婦の話し合いがまとまれば簡単に離婚できますが、その反面、取り決めがおろそかになりがちです。離婚の前にきちんと話し合っておかないと、離婚後にトラブルへと発展することがありますので、準備を整えて行うことが大切です。
  • まず、話し合うことや主張するべきことをリストアップし、証拠や情報の収集、法律の確認も行います。事前に法律や離婚に詳しい専門家などに相談しておくのもよいでしょう。
  • 実際に話し合うときは、どんなことでも記録するように心がけてください。メモを取ったり、ボイスレコーダーで録音するとよいでしょう。後から言った言わないと揉めたときに事実を証明できるものとして役立ちます。
  • 相手と面と向かって話したくなかったり、言い争いになるおそれがあるときは、文書やメールのやりとりでも構いません。文書の場合はコピーをとっておき、重要な内容を伝えるときには、内容証明郵便にしておくと安心です。メールの場合はやりとりを保存しておいてください。
  • 協議離婚では、離婚後の取り決めの不履行というトラブルが多いものです。離婚したら相手から無視されたり、急に連絡が取れなくなったりすることが少なくありません。これを防ぐには、協議で合意したことを文書にしておくことが大切です。
  • 離婚届を提出する前に、離婚協議書か、できれば強制執行力のある離婚公正証書を作成しておけば、もしものときでも安心です。特に金銭のやりとりがある場合は、必ず作成しておいてください。

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